SYUNSYU CUP

MOVIE

---

「春愁」いまも君を想う・・・
～With spring, With you～

タイトル	春愁
制作	株式会社REDCARPET
エグゼグティブ・プロデューサー	湯之上龍子 / 小野健市
ゼネラルプロデューサー	森田 準
監督	中田 圭
配給	ハーク(予定)
DVD & Blu-ray	ポニーキャニオン　東映ビデオ(予定)
日本劇場公開スクリーン数	100館(予定)
制作費	100,000,000円

STORY

---

　舞台は中国の上海から始まる。ひとりの女性がいる。彼女の名は劉雨桐。デザイン事務所のアシスタントをしている彼女は、毎日を忙しく過ごしている、両親はすでにおらず、母は雨桐が幼い時に亡くなり、彼女の父である浩然が男手一つで育ててきた。しかしその父も今はいない。なぜなら浩然は彼女が子供の頃に仕事で日本に出かけ、その折に発生した東日本大震災により行方不明となってしまっている。ひとりぼっちになってしまった彼女はその後、叔母である小玉が親代わりとなり、雨桐を見守り育て上げた。優しい叔母がいて平凡だが細やかな幸せに包まれ雨桐は毎日を過ごしていた。　そんな雨桐の生活に変化が訪れたのは、もうすぐ春を待つ冬のある日であった。突然、体調不良を感じた彼女は倒れてしまい病院へと搬送される。駆けつける小玉と意識を取り戻した雨桐に医師が宣告したのは、雨桐の体は病魔に侵されておりそれは癌でステージは4。すでに治療しても延命でしかない。非常な宣告に泣き崩れる小玉と呆然となる雨桐。

突然の宣告と自分が死ぬという現実を突き付けられた雨桐は、最初は悲しみに暮れていたがやがて現実と向き合い、いま自分にとって残された時間で何が出来るかを考える。そして行き着いた答えはいまは行方不明となっている父を捜すことであった。もう一度父に会いたい…そう思った雨桐は日本へ行く決意を固める。最初は反対した小玉であったが、雨桐の揺らがない強い決意を汲み取り、彼女を日本へと送り出す。もう小玉と会えるのはこれが最後になるかも知れない雨桐は、笑顔と共に日本へと旅立った。

日本へとやって来た雨桐は、とりあえず父が消息を絶ったという場所を探してある地方へとたどり着いた。彼女の手には一枚の写真…それは震災前に父がその土地で撮った最後の写真だ。しかし、震災後に変わってしまい以前の風景が分からない。それに雨桐は殆ど日本語を話す事が出来ない状況である。ガイドブックを手に片言の日本語で話しかけるも、まったく通じず八方塞がりだ。すがる思いでなんとか声をかけた人に雨桐は市役所に連れられて行く。

　市役所の観光課の職員である早瀬健人は同僚の渡部久美らと共に、今日も地域発展のために懸命に働いているが、元々観光地域ではないこの町ではそんな仕事は少ない。なのでやる事といえばお年寄りたちの家に訪問して、掃除や買い物の手伝いなどの用事ばかりである。人の好さと優しさが取り柄の健人は、誰からも好かれており、その中でも久美は彼にほのかな恋心を抱いていた。

　そんな健人たちの所に連れて来られた雨桐。困っている中国人がいるからと連れて来られた彼女は、健人に状況を話すが言葉の違うふたりはなかなかコミュニケーションが取れない。その時、久美が市役所に置いてある携帯翻訳機の存在を思い出し持って来る。翻訳機を使っての会話が始まる。雨桐は父を捜しに来たことを告げ写真をみせる。健人と久美は写真を見るが、震災前の風景でもやはり判別は出来ない。雨桐の必死な表情を見て、健人らは父親の行方と写真の風景を捜す手伝いをすることにした。

先ず健人と久美は被災者と行方不明者の名簿を調べるが、そこに浩然の名は無かった。次に震災前の町に中国人男性の存在があったかを聞き込む三人。手掛かりはまだ掴めないが話を聞いていく内に浮き彫りになっていく震災の惨状…もう10年になろうとしているのに、その傷跡はいまも人々の心に深く残っている。

　手掛かりが見つからず落胆する雨桐。「あきらめちゃダメだ、絶対に希望がある。それを自分で見つけなきゃいけないんだ」「……謝謝(ありがとう)…」健人の励ましが心に響く雨桐。

雨桐を元気づけようと健人は彼女を自宅へと招いた。そこでは彼の母である美津子が手料理を振る舞い彼女をもてなした。細やかだが楽しい宴の夜…健人は自分の父も震災で亡くなったことを雨桐に告げる。雨桐も父や母、そして上海にいる叔母との話をする。互いの境遇を感じ取ったふたり。雨桐は美津子に小玉を思い出す。美津子は今日から私が日本の叔母だからと笑う。釣られて笑顔を見せる雨桐。楽しい夜は更けていく…。

　改めて浩然の捜索を始める雨桐、健人、久美。彼は助っ人にと親友の宮部昭夫も巻き込んで懸命に手掛かりを探し続ける。写真の風景はどこか？そして浩然の手掛かりは？…聞き込みと共に道中を続ける雨桐たち。共に過ごしていく内に雨桐と健人はどこか惹かれ合っていく。それを複雑な心境で見つめる久美。しかし二人の心の密度が深まっていく中、雨桐の中にいる病魔は徐々に影を落としていく。

　雨桐の病は進行していく。そして彼女は倒れ病院へと運ばれる。雨桐が緊急入院した病院で健人は彼女が病で余命幾ばくもないことを知る。衝撃を受ける健人…だが、彼女には自分は知らないふりをして接するのだった。なんとしてでも雨桐の父の軌跡、そして写真の場所を教えてあげたい。久美や昭夫にも頼み込んで必死に捜索する健人。雨桐に残されて時間は少ない。やがて必死の捜索が実り浩然の手掛かりが見つかる。そして写真の風景も…それを病室で待つ雨桐の元へ告げに来る健人。弱々しくも喜ぶ雨桐。彼女は健人にお願いをする。その場所へ連れてって欲しいと…病室を抜け出しその風景の場所へと向かう雨桐と健人。その風景の場所はかつて愛する者たちが集う浜辺だった。いまは津波によってすべてをさらわれ、瓦礫もそのままに傷跡を残した場所だ。そこへ雨桐を連れて来る健人。今はそんな場所でもそこには浩然がいた事実がある…「爸爸(父さん)！」

　霧雨は静かに涙を流すのだった。

　夕陽が落ちていく浜辺…その風景を並んで眺めている雨桐と健人。ふたりの間にもう言葉はいらない。雨桐が健人に肩に寄り掛かると、彼女は静かに目を閉じた。そしてそのまま静かに眠った様にこと切れた。そのまま動かずに段々と消えていく彼女の温もりを感じながら、健人はいつまでも海を見つめていた。夕陽が落ちてもずっと…浜辺では波音だけが静かに響いていた…。

　それからしばらくして健人は上海にいた。その手には雨桐の遺骨を持って…彼は小玉の元を訪ねて遺骨を手渡した。亡骸との再会に涙する小玉…そして、健人と小玉は語り合った。上海、日本での雨桐との思い出を…まるで彼女が存在するかの如く楽しそうにいつまでも…。

愛はお互いを見つめ合うなかにあるのではなく、
共に同じ方向を向くなかに存在する。

Love does not consist in gazing at each other,
　　　　　　　　but in looking together in the same direction.

アントワーヌ・ マリー ・ ジャン＝バティスト ・ ロジェ ・ ド ・ サン＝テグジュペリ
Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, comte de Saint Exupéry

CAST

---

劉雨桐(リュー・ユートン)

日本にやって来た中国人女性。その目的は以前に来日し、震災後に行方不明になった父親捜しである。些細な手掛かりを元に市役所員の日本人青年、健人の手助け得て、彼女は父の軌跡を捜すが、彼女は病魔に侵されていた。

早瀬健人

市役所員で観光課勤めの青年。優しく穏やかさが取り柄である。父親捜して頼ってきた雨桐を任される羽目に。言葉も通じず、なんとかコミュニケーションを取りながらも、彼女の父親捜しを手伝う。

美津子

健人の母親で気立ての良い女性。早くに夫を亡くし健人を女手一つで育てた。

宮部昭夫

健人の親友でお調子者だが気のいい青年。雨桐たちを手助けする。

劉浩然(リュー・ハオラン)

雨桐の父親。子供だった彼女を残し仕事で日本へ。その後震災に巻き込まれて行方不明になっている。幼くして母を亡くした雨桐を、男手一つで育てた。

渡部久美

健人の同僚で市役所員。健人に恋心を持っている。霧雨の父親捜しを手伝う。

劉小玉(リュー・シャオユー)

雨桐の叔母。優しく彼女を見守り親代わりで育てた。彼女の病状を心配しつつも、意思をくみ取り日本へと送り出す。

STAFF

---

映画監督　中田圭

■プロフィール

1969年12月9日生まれ。祖父に往年の名優・中田弘二、叔父に俳優・中田博久を持ち、映画人家庭で幼少の頃より映画に親しむ。80年代後半より単身香港の映画界に飛び込み、徐克、王家衛、周潤發ら多数の電影人と交流、香港映画を日本に紹介。日本の香港映画ブームを生む一端を担う。日本、香港映画の俳優としても活動する他に、映画ライター、ラジオパーソナリティ、本の執筆や出版などマルチプレイヤーとしても活躍。2000年に『WILD NIGHT』で監督デビュー。日本のみならず海外でも多数の賞賛を得る。以後、着実と作品を撮り続け次世代の映画監督として注目されている。

■映画

『０＆１』(2001)
出演：石川絵里/加藤隆之/JOE山中/夏八木勲

『LADY DROP <レディ・ドロップ>』(2003)
出演：北川弘美/DIAMOND☆YUKAI/水野晴郎

『剣　T S U R U G I：THE FUTURE SWORDSMAN』(2005)
出演：松田賢二/清水明日香/三崎和雄/菊田早苗

『乱暴者の世界 THE INDEX GUN』(2010)
出演：林野健志/秋山真太郎(劇団EXILE)/黒澤友梨佳/戸川昌子

『非金属の夜 nonmetal night』(2013)
出演：秋山真太郎(劇団EXILE)/佐藤永典/水崎綾女/木下鳳花

『中野JK退屈な休日 Boring Holiday』(2016)
出演：sunmyu/四方堂亘/川村恵美子(蒲公英)/渡辺知夏子

『合間にて… between』
出演：森田涼花/佐藤永典 ※2021年公開

『トリカゴ Bird Cage』
出演：水橋研二/美波/美山加恋/神楽坂恵/佐藤永典/森田涼花 ※2021年公開

『夜へ… for night』
出演：加藤雅也/李恩宇/木下鳳花/冨手麻妙/富田翔/主濱晴美 ※2021年公開

『銀幕彩日 A Theater with a View』
出演：木下鳳花/白本彩奈/田中要次/DIAMOND☆YUKAI ※2021年公開

『九州やくざ戦争　群狼伝説』（2002）
監督：津島勝 出演：大沢樹生/渡辺裕之/力也/千葉真一

『実録・下剋上』（2002）
監督：石原興 出演：清水宏次郎/永沢俊矢/金山一彦/岡崎二朗

『龍神　LEGENDARY DRAGON』（2005）
監督・主演：高木淳也 共演：尹子維/小沢仁志/白竜

■展開予定

2021年３月～ 所準備＆ロケハン開始
　　 ４月～ 撮影＆ポストプロダクション
          ６月完成予定

以後、映画祭上映、劇場公開、映像配信、ＤＶＤリリースなど
また、海外の映画祭にも出品予定

• 日本　東京國際電影節　夕張國際奇幻電影節
• 中国　上海國際電影節　北京國際電影節
• 韓国　釜山國際電影節　富川國際奇幻電影節
• 香港　香港國際電影節　香港亜州電影節
• 台湾　台北電影節
• フランス　ナント三大陸國際電影節　ニース國際電影節
• イタリア　ヴェネチア國際電影節　ウーディネ極東電影節
• オランダ　ロッテルダム國際電影節
• カナダ　シネファンタジア電影節　トロント國際電影節
• アメリカ　ニューヨーク・アジア電影節　ジャパン・カット電影節
• ドイツ　ベルリン國際電影節　ニッポン・コネクション電影節
  など

JUDGE

---

INFORMATION

---

「SYUNSYU CUP」優勝者は、映画「春愁」で新人役者としてデビューできます！
経験は問いません。演技に対する情熱を持った方を求めております！
毎年、多くの先輩たちが、映画デビューから芸能界入りを果たしています！！

エントリー資格

・主役の女の子　18歳～30歳　　1名
・主役のお友達　18歳～30歳　　2名
・一般での出演　15歳〜60歳　　2名
※プロダクションとの契約のない方。

エントリー方法

下記「SYUNSYU CUPにエントリーする」ボタンをクリックし、表示されたフォームに必要事項を

ご記入ください。

エントリー費用

1,700円

エントリー期限

2021.07.01 〜 2021.07.31 23:59

審査結果のご連絡

メールまたは電話にてご連絡いたします。

注意事項

・プロダクションとの契約のない方。
・エントリー費用は1,700 円です。
・エントリーする上で発生する交通費・宿泊費は自己負担となります。
・未成年者の応募には、保護者の同意が必要です。

SELECTION FLOW

---

●一次書類審査をして二次審査通過者を決定していきます。
●二次審査は追加資料審査を行います。三次審査（面接）の際、未成年の方は保護者同伴で会社に
　来ていただきます。
●三次審査が終わり最終審査にて所属の合否を決定します

選考の流れについては以下のようになります。

[一次審査] 書類審査

⇩

[二次審査] 追加資料審査 (動画・写真など)

⇩

[三次審査]  指定会場にて審査　　

⇩

[最終審査] 合格者最終選考会議

⇩

[所属] デビューに向けてレッスン開始

※一次審査には締め切り日より1ヶ月程時間が掛かり、合格者のみご連絡致します。応募した日から最長2ヶ月連絡がない場合は不合格となります。
※一次審査の結果報告は合格者のみとなりますので電話でのお問い合わせ等はご遠慮ください。
※二次審査の「追加資料」は、こちらが希望する写真や動画になります。
※三次審査はコロナ感染の社会情勢により【テレビ電話・zoom等】にて審査員との面談となる場合
　もあります。
※お送りいただいた書類、資料につきましては返却いたしません。
※合否のお問い合わせは受け付けておりません。
※直接資料を持ってお越しになられても対応できませんのでご遠慮ください。